郷づくり神興東の樋口さんに郷づくり活動を始めたきっかけや活動に対する思いを聞きました。

今回は門松作りの場所に赴き取材をしました。

神興東郷づくり交流センター「ふれあいじんとう」の門松作りは今年で3回目になり、これからも続けていくそうです。材料の松竹梅は写真の皆さんが持ち寄り毎年年末の行事化しているとのことでした。

 

〇郷づくりに携わるようになったきっかけ

私は神興東地域に住んで40年近くになります。退職後自宅近くの道路で、近所の方に挨拶されたのですが、どこの誰か分からず目礼だけですれ違ったのです。後日妻に聞いたら組内の人だと分かり、地域の人を全く知らないことに愕然としたことがきっかけです。

その後、市の郷育で募集していた津屋崎千軒のまちおこし活動に参加し私の住むまちの勉強や友人作りをしていたところ、郷づくり神興東の役員に地元で活動するように誘われ、郷づくりに携わるようになりました。

 

〇郷づくり活動について

郷づくり神興東の特色は、「若木台」「桜川」や「あけぼの」などの市外からの移住者が大多数を占め昔からの地域の人を圧倒して地域を元気にしたいと思っている人が多いことです。

特筆すべきは部会活動です。部会長を中心に、活発な活動をしており地域住民との距離を近づける活動をしています。例えば、環境景観部会では「夢農場での親子農業体験」「花いっぱい活動」、福祉部会では孤食対策の「郷づくりカフェ」、文化部では、生の音楽に触れられる「コンサート」など、なかでも神興東小学校と郷づくりがコラボした文化祭「虹のかけはしじんとう祭」は他に類を見ない事業で多くの参加者で賑わいます。

 

〇郷づくりの今後について

今年は郷づくりが発足し10年目となります。

郷づくり神興東では、この先どのような郷づくりであるべきか検討しているところです。まずは、「地域の人がどの程度郷づくりを理解しているか」、「郷づくりに興味を持っていても参加できない仕組みになっていないだろうか」などの意見を耳にし、これから具体化の道順を探っているところです。一人でも多くの人が関われる郷づくりを目指し、現役世代の人も含めて負担にならない郷づくり活動に取り組んでいきたいと考えています。

 

 

取材や活動に参加した市職員の感想

  • このページを一人でも多くの人に読んでもらい、郷づくり活動を知るきっかけ・興味を持つきっかけになってほしいです。
  • 取材では、皆さんが和気あいあいと作業しており、メンバーの以外な経歴や今後の郷づくりへの熱い思いが印象的でした。この記事をきっかけに一人でも多くの人が郷づくりの活動に興味をもっていただけたらと思います。
  • 門松づくりの取材では、皆さんそれぞれの経歴や趣味、得意分野などを生かして取り組んでいる姿や、笑顔の絶えない様子が印象的でした。
  • 地域への熱い思いや工夫によって郷づくりが成り立っていると感じました。今後も郷づくりの活動に携わりながら、地域の方々の考えに触れていきたいです。