取材した人: 倉元 敏徳さん (事務局長)

取材日:令和4年10月26日

上西郷小学校と上西郷郷づくりで実施した、西郷川(上~中流域の自然とふれあう活動)生物観察について (10月3日(月)実施)

 

◆【インタビューアー】

10月3日(月)の西郷川生物観察は、上西郷小学校の4年生と上西郷郷づくりから、何人ほど参加されましたか。

また、どのくらいの期間、どのような準備が必要でしたか。

【倉元さん】

参加人数は児童、先生、郷づくり推進協議会スタッフを合わせて20人ほどです。

9月初旬に学校から上西郷郷づくりにお声かけをしていただき、生物観察を行う約1週間前の9月下旬の日曜日に草刈りを行いました。草刈りは、上西郷郷づくりから4人、上西郷小学校から先生1人、用務員の方1人の、計6人で行いました。1時間以上かかり、とても大変でした。

観察場所についても、当初は堰付近で行うことを検討していましたが、安全性を考慮し、水深が浅いところで行いました。

毎年、手入れを行えば、子ども達も気軽に生物観察ができるよね、といった声も上がっていました。

 

◆【インタビューアー】

子ども達は、どのような様子でしたか。子ども達に、このような力をつけてほしいという目標などはありますか。

【倉元さん】

子ども達は、楽しかったようです。自分達が子どもの頃は、釣りをしたり、木や竹を使って遊んだりしていましたが、今は遊び方が変わりました。昔と違い、子ども達の遊びの種類も増えて、外で遊ぶ機会が減り、自然とふれあうような経験は減ってきていると思います。生物を手で触ることもあまりないでしょう。生物観察は、自然と親しむ経験になったと思います。

 

◆【インタビューアー】

西郷川での実習の他にも、今後、このような活動をしたいといった展望はありますか。

【倉元さん】

上西郷郷づくりができることとしては、子ども達が自然で遊べるように、山や川を整備できたらいいなと思います。あくまで“子ども達に危険がないようにするため”といった視点で整備を行い、なるべくありのままの自然を楽しんでほしいです。

また、毎月の分別収集などでは、高齢者が1人で暮らしている場合、ゴミが重く大変なところもあるので、地域の子ども達と一緒に、そういった方々のサポートを行っていければと思います。

それぞれができることをして、地域で助けあっていければいいなと思います。

 

【研修職員の感想】

  • 実際にインタビューすることで、郷づくりの活動を詳細に知ることができました。今後も、郷づくりの活動に関わり、その重要性を学んでいきたいです。
  • 具体的な郷づくり活動についてお話をうかがう貴重な機会をいただきました。お話に出てきたように、子どもも高齢の方も様々な方が助け合って暮らしていく地域づくりが、郷づくりを中心に実現できるよう、今後の業務や郷づくり研修に臨みたいです。
  • 地域で活動している方の思いを直接聞くことができました。お互いに助け合う地域を実現するために、何ができるかを考えながら日々の業務に努めていきたいと思います。
  • インタビューで、地域のために活動されている方の思いと郷づくりの活動内容を知ることができました。今後も、郷づくりの活動に関わり、いただいたご意見や思いを日々の業務に生かしたいと思いました。